石垣島のおばぁみたいに、誰に対してもあたたかい人間になりたい。中島智弘(28)〜cocohouse高円寺〜

ー自己紹介をお願いします

 

TOMO: はじめまして、中島 智弘(TOMO)です。

今は、コミュニティデザイナーとして活動しています。シェアハウス運営や、不動産の仲介なども行っています。gamifi japanという団体では、コミュニティの問題や課題をゲームを使い解決するサービスを提供しています。

 

レーサーから大学生へ

TOMO: 15歳から18歳になるまでは、学校に通い、いくつか仕事を掛け持ちして、週末になる度にレーシングカートに乗っていました。その延長線上で、モータースポーツの専門学校に進もうと考えていたんです。でも、この年齢で「レースの世界しか知らないのは嫌だなぁ」と思い、大学に進学することに決めました。

大学では、学友会や学祭の実行委員会に入ったんですけど、あんまりしっくりこなくて。沖縄への国内留学制度があったので申し込んでみました。

沖縄では、今でいうソーシャルアパートメントの様なところで暮らしていました。そこには沖縄の離島出身の人や海外からの留学生も多く住んでいて、毎日の様にパーティーができる楽しい空間でした(笑  そこらへんから人生がガラッと変わっていきました。

 

とりあえず、やってみなはれ

TOMO: それからは、色んなことを考えるよりもまず、何でもやってみるようになりました。 離島で、無人島キャンプや100人ビーチパーティーを開催したり、スタッフ総勢200名・参加者1000人以上のお祭を京都で企画したり、自然回帰をテーマに、六甲山の山頂にある学校の校舎を借りて修行してみたり、西粟倉村で植林のお手伝いをしてみたり、友達に再会するために日本各地を巡ったり。

 

人生のターニングポイント

TOMO: その中でも、石垣島での経験が今でも印象に残っています。19歳の夏ごろに、目的もなく、ただ遠くの島に行ってみようと思い、船で12時間位かけて石垣島まで行ったことがありました。島に到着して、目的を持たずに離島まで来て「これからどうしようかな?」なんて考え歩いていると、見知らぬおばあちゃんが声をかけてくれて、島を案内してくれました。「初めてかい?この道の両側に沢山生えているのがサトウキビ畑だよ。」と、島のことを教えてくれ、色々と案内してくれたんです。

しばらく案内してもらって、お別れするときに、「困ったことがあったらいつでも私の家に来なさいね」と言ってくれました。出会ってまだ間もない人なのに。年を重ねると考え方が凝り固まっていくと思っていましたが、そのおばぁは違いました。沖縄のおばぁのように、自分も誰に対してもあたたかい人間になれたらなぁと、人生を考える上でのターニングポイントになりました。

 

スマイル記念日「世界中を一斉に笑顔に」

TOMO: 20歳のときに創設したもので、「スマイル記念日」というものもあります。人類が何万年も生きてきた中で、みんながハッピーになっていた1日がなかった方がおかしい、それを皆で再体験できたら、という想いで「世界中の人が穏やかで豊かな表情になれる1日をつくろう」という企画です。

今もその想いは変わっていなくて、その延長線上で、現在はsmileLabのコミュニティデザイナーとして活動しています。まずは友達だったり、シェアハウスの家族だったり身近な人が穏やかで豊かな表情になれるような企画や活動を行い、可能性を切り開こうと考えています。

 

みんなが笑顔になるような活動を

ー今後、どんな活動を行っていきたいですか?

 

TOMO: 活動の根本である「世界中を一斉に笑顔に」をテーマに、最近、smileLabの壁一面に絵を描いてもらっているんですけど、描いた人はでっかい絵が描けて幸せ、描いてもらった住人も幸せ、それを見に来た人も幸せ。そんなふうに、色んなものがシェアできて、感情までシェアできる。今後も、みんなが笑顔になるような活動を行いたいです。

 

相手の話を全部聞く

ーコミュニティをつくる上で気をつけていることってどんなところですか?

 

TOMO: コミュニケーション不足で、小さな歪や些細なズレが生じないよう、一緒に共通体験をしたり、なにげない会話や対話ができる場をつくるように心がけています。たとえば何か野望や、やりたいことがある家族がいたら、周りの専門家や協力してくれそうな人を紹介したり、一緒にごはんを食べに行ったり。「イベントをやりたいんだけど、やり方わからない」って人がいたら1回は手伝います。

最近では、哲学カフェや映画倶楽部を企画したり、料理が好きな人がご飯会を開催したりしています。

それと、相手の話を全部聞くということも大事だと考えています。一緒に住んでいる以上、遠慮や建前とかいらないと思っているんです。なんかモヤモヤしていること、不満なんかも全部吐き出せるように最後まで聞くように心がけています。

もちろん、グザグサとトゲのあるようなことを言われることもあります。ただ、そういった抱え込んでいることを伝えて、向き合える、伝え合える関係が大事なんだと思っています。cocojapanでは、毎月の家族会議、コーディネーター会議がそういったことを伝えるための場になっています。

 

遠慮と建前のないコミュニケーションを

ー現在、シェアハウスが4棟あるとのことですが、シェアハウス間の交流ってあるんでしょうか?

 

TOMO: シェアハウスの住人であれば、他の棟に自由に遊びに行ったり宿泊できるようにしています。4棟の家族が集まって交流することも多いですね。みんなで一緒に旅行を企画したり、定期的にご飯会をしたり、イベントの開催も行っています。

 

価値観や考え方が変わる瞬間に立ち会えた

ーシェアハウス運営をしていて嬉しかったことってどんなことですか?

 

TOMO: 今もシェアハウスに住んでいる家族で、「個室じゃないと絶対無理!」と住みはじめた当時言ってたんですが、シェアハウスに住んで馴染んでいくうちに、「私もドミトリーで生活したい」となり、部屋をチェンジした瞬間に立ち会えたことですね。価値観や考え方が変わって、人生が変わる瞬間って、素敵だなぁと思いました。

 

シェアハウスを通して人を繋げたい。

TOMO: 一緒にイベントを企画したり、出逢えてよかったと言ってもらえたり、人が繋がる瞬間もそうですね。誰かと出逢うことで生き方や選択肢が広がっていくと嬉しいです。

 

○○ごっこで終わらない、深い関係を作っていきたい

ーシェアハウスの住人を家族と呼んでいますが、家族ってどんなものだと思いますか?

 

TOMO: 血のつながりでもなく、お金のつながりでもないんじゃないかなと考えています。

見返りなんかなんもなくてもこの人にはこれをプレゼントしたら喜んでくれるかなとか、自然とこれをしてあげたいなぁ、あれを贈りたいなぁと思える関係なんじゃないかと。「家族のために美味しいご飯を作ろう」とか。自分も、与えるものがあるときは、そのことを心がけています。

出逢ったばかりの人に家に泊めてもらったり、ご飯をご馳走してもらったり、そういうことを今まで色々としてもらったんですよ。普通に考えたら当たり前じゃない。なので、自分もできるときはそういう風にしたいなぁと思うんですよ。

まず身近な人やシェアハウスの家族と共に、そんな関係を作り上げていきたいです。

 

今回訪問したシェアハウス

シェアハウス名: smileLab(東高円寺)

募集人数: 女性2名 男性2名

年齢層: 25歳〜35歳

アクティビティ: 哲学カフェや映画倶楽部を企画、料理が好きな人がご飯会を開催

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その他募集中物件

シェアハウス名: cocohouse高円寺

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