家賃0円のクリエイターズシェアハウス「TOLABLジャングル絵巻~九単のスクロール壁画展」に行ってきました。

thum

こんにちは、Sharela運営メンバーの村上です。

今回は、クリエイターが0円で生活できることで有名なクリエイターハウスのTOLABLで行われた「TOLABLジャングル絵巻~九単のスクロール壁画展」に参加してきました。

 

TOLABLとは?

「0円で利用可能なクリエイターのための情報発信基地」というコンセプトの元に、リレーションズ株式会社が立ち上げたシェアハウス。それがTOLABLです。クリエイターの方であれば家賃は0円。クリエイターさんにはお金のことを気にせず、創造的なことに専念してほしい。クリエイターさんを応援することを目的に設立されました。現在住人は5人で、こんな人が住んでいるそうです。

  • 元獣医さんで、顕微鏡で見てきた世界をアートに持ってきた細胞アーティストさん
  • 植木の自動水やり装置を一晩で作っちゃうハードウェアエンジニアさん
  • 面白コンテンツを生み出し続けるWeb制作会社でその裏側を支えるWebエンジニアさん
  • ゲームの力で組織の問題を解決するコミュニティデザイナーさん
  • 生活が苦しくても、会いたい人には会いに行く、ラジオのパーソナリティーさん

住人を募集する際は、プロジェクトに参加しているクリエイターさんを応募条件にしていたそうです。魅力的な人が揃っていますね。クリエイターさんという大きなくくりでアーティストさんからエンジニアさんまで揃っているので、一風変わったコラボレーションが期待できそう。

住人さん以外にも、1階のフリースペースが自由に使えたり、お客さん用の宿泊スペースが使えたりするレギュラーメンバーという制度も存在するそうです。TOLABLを中心にクリエイターが集まり、プロジェクトが次々と発足してくことが狙いです。

 

TOLABLジャングル絵巻~九単のスクロール壁画展開催の経緯

壁画の完成記念展示会

TOLABLのプロジェクトの一つとして、「シェアハウス内の壁一面を壁画で覆い尽くそう。」というものがあるそうです。今回は、壁画がひと段落して公開に至ったため、その記念のイベントとのこと。

 

壁画を書くことによって、クリエイターさんたちのコミュニティが出来上がって行った

今回の展示会なのですが、作品を展示している住人さんは実は一人だけ。ほとんどのクリエイターさんは、壁画を書くことを通じてTOLABLに関わることになった人だそうです。

 

壁一面に描かれたイラスト

その壁画ってどんなものなのでしょうか? 完成した作品の一部を紹介します。

wall1

wall2

wall3

これでもほんの一部だけなので、興味がある方はぜひ一度 TOLABLに遊びに行ってみてはいかがでしょうか?

 

イベントレポート

TOLABLの看板と幾何学的な模様のガラス戸

南千住の駅から歩く事約10分、なにやら怪しげな模様のガラス戸が。その上には「TOLABL」と書かれた看板がありました。

entrance

どうやらここで間違いないようです。さすがクリエイターズシェアハウス。入口からしてオシャレな感じ

 

ガチャガチャを回して童心に帰る

ドアを開けて最初に目に飛び込んできたのは、ガチャガチャ!

gatya

クリエイターさんが作成した作品が入っているそうです。何が当たるかは回してみてのお楽しみ。せっかくなので、一回やってみることにしました。子供の頃を思い出してワクワクしますね。

えいっ!

egg

エッグプラントの卵置き。ちょっとシャレが利いてますね。

他にも、クリエイターさんが作成しているグッズ販売なども行っていました。

buppan

 

甘いものがが食べたい、お腹ペコペコのヒデリーノゾンビ

クリエイターズシェアハウスというだけあって、どんな展示がされているのか楽しみですね。

ore

……

………………

………………………………

なんだこいつは!?

しかも、こいつ、動くぞ!!

ore2

こちらは、ヒデリーノのさんが作成したオレゾンビという作品だそうです。かなり似ていますね! 自分を模したマリオネットで、時々これを持って徘徊するそうです。出くわしたくはないですね(笑

 

改めて、全体を見渡す

改めて全体感を見てみましょう。今回の展示会の雰囲気はこんな感じです。

koizumi1

クリエイターさんたちの展示会ということもあり、シェアハウスの出し物とは思えないクオリティ。クリエイター専門のシェアハウスというだけに、作品が作れたり飾ったりできるフリースペースがしっかり準備されていますね。

それでは、今回参加したクリエイターさんと作品について紹介していこうと思います。

 

小泉朋美さん

優しい雰囲気の油絵を展示していた小泉朋美さん。アートが身近になってほしいという思いから、アクセサリーの出展も行っていました。「アートって、実際に生活する上であってもなくてもいい。無駄なものなんだけど、そんな無駄なものが増やしていけたら。なにかとなにかの空間の間に、なにかがあったほうがいいな。」そんな思いで制作を行っているそう。TO LABLには、友達から壁画を描かないか誘われてやってきたそうです。

koizumi

accessory

 

佐藤周作さん

残念ながら、今回の取材ではインタビューできなかったのですが墨絵を中心に制作を行っているそうです。勢いを感じさせる絵ですね。

sato

 

フランソワーズ池内さん

今回の作品は飛行機がテーマ。元々は人を運ぶために作られた作品なのに、戦争などの元の目的とは違うことに使われている。そんな重いテーマを持った作品なんだそう。例え重いテーマを扱う作品になっても、明るい色使いを心がけているとのこと。「家に置いておくことを考えたら、帰ってきて絵を眺めたら優しい気持になれようにしたい。」心が休まる優しい雰囲気が特徴的な絵画でした。

francoise

 

CLASSICDRAWさん

CLASSICDRAWさんの作品は植物がモチーフ。陶器やスケートボードなど、実際に使えるものを中心に制作を行っているそうです。モチーフの花を自分で探しに行くことはせずに、ふと目に入ったものでイマジネーションが湧いたら作品にするそう。道端を歩いているときに家の前にプランターを見つけて、「おぉっ」ってなったりするそうです。澤井さんは「壁に絵を描きたい!」と、壁を探していたら、TOLABLに行きついたとのこと。

classicdraw1

classicdraw2

 

Oumaさん

元獣医さんで、その頃に顕微鏡で覗いた細胞をモチーフにした絵を描かれているそうです。獣医仲間からは、「ここらへん◯◯細胞っぽいよね」と言われるくらい、分かる人には分かる世界だそうです。見ているものが違うと、表現する世界も全然違うんですね。

ouma

Oumaさんは今回の展示会の中では唯一の住人さん。クリエイターシェアハウスのおかげで自分の好きなことだけやって生活できているそうです。「クリエイターシェアハウスから自立して、次の人のモデルケースになりたい。」とおっしゃっていました。

 

イベント所感

クリエイターを本気で応援するシェアハウス

みなさんの話を聞きながら、クリエイターさんを本気で応援するシェアハウスなんだなぁーと感じました。クリエイターが活用できるためのフリースペースを準備して、住民以外にも開放するなど、クリエイターさんにとっては嬉しい設計盛りだくさんです。 「このシェアハウスでは直接収益化は考えていない。回り回って自分たちに帰って来ればいい。」そんな思いでシェアハウスを運営しているそうです。

 

クリエイターをつなぐハブになる

TOLABLはクリエイターさんたちをつなぐハブ的な場所になっているそう。というのも、いろんな人を集めすぎた結果、みんなで一つのプロジェクトを回すのは少し難しくなってしまった。「壁画の制作や、フリースペースの活用を通じて、いろんなクリエイターが集まる場を作っていく。そんな方向性もあるのかな。」と住人さんの一人が語っていました。オープンしてからまだ半年とちょっと。試行錯誤を繰り返しながら、どうやってクリエイターが活躍できる場を作っていくかを住民総出で考えている段階みたいですね。これからどんなコミュニティーが生まれていくのかに期待です。

 

コラボレーションの可能性にワクワクする

アーティスト寄りのクリエイターさんがWebやプロモーションに強いクリエイターさんにメディアの作り方を教えてもらうなど、相乗効果もあるそうです。電子回路を使った工作を行っている住人さんは、面白い使い方を提案されることもたくさんあるそう。

アーティストさんが世界観を作り、ハードウェアエンジニアさんとWebエンジニアさんが世界観を形にする。コミュニティデザイナーさんが遊び方を考えて、パーソナリティーさんが進行を行う。そんなコラボレーションの形もあるのかなーなんて想像しちゃったりしました。

是非ともTOLABLから大成功プロジェクトが生まれてモデルケースとなってほしいですね。素敵なシェアハウスなので、どんどんこういった試みが増えていってほしいです。クリエイターが自由に制作活動をする空間が増えた世界を想像すると、ワクワクしませんか?

クリエイターじゃなくても、足を運ぶとワクワクできる。そんなシェアハウスだと思います。これからもいろんなイベントを開催するそうなので、是非一度遊びに行ってみてください。