東大合格請負人が東大合格シェアハウスに込める思いとは?

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はじめまして。Sharelaライターのポロです。今回の記事で、Sharelaのライターとしてデビューすることになりました!

今回は、練馬区石神井にある「東大合格シェアハウス」の取材をさせていただいきました。こちらのシェアハウスは、シェアハウスと予備校が1つになった日本初のシェアハウスなんです。東大合格シェアハウスと銘打っているだけあり、東大合格請負人、時田啓光さんがプロデュースを行っています。この時田さん、1200名以上の生徒を指導したり、偏差値35の学生を東大に合格させたりと、東大受験関する経験が豊富な方だそう。

 

時田啓光さんプロフィール

偏差値35の高校生を東京大学に現役で合格させ、ほかにも京都大学や国立医学部医学科など最難関大学に合格させた実績を持つ。

自身が高校生時には数学の模試で全国1位、更には生徒にも数学全国1位を達成させた経験を持つ、再現性の高い講師。

日本プレゼンテーション協会認定の講師でもあり、研修講師やセミナー講師など現役のプロ同士がプレゼンで競い合う大会のオーディションで優勝しているトッププロの講師である。

参考:株式会社合格舎

ということで、今回は、その時田さんをインタビューしてきました。また、後半には住居人である受験生にもお話を伺いました。

 

ーではさっそくですが、なぜ東大合格シェアハウスをやってみたいと思ったのですか?

 

時田: 学生に生活の力をつけてほしかったからですね。以前から東大や早稲田の学生の就活支援をしていたのですが、エントリーシートが書けなかったり、面接で話せなかったり、ひどい人になると食事の注文が1人でできない人がいたりしたんです。「これはやばいな!」と思いました。それで、受験勉強のときにただ勉強だけをするのではなく、自分で食事を作り、周りの人のこと考える。人と生きる力をつけて欲しい。そんな思いで東大合格シェアハウスを始めました。

 

ーシェアハウスの運営で難しいことはありますか?

 

時田: たくさんありますよ。現在11名住んでいるのですが、今まで掃除したことがなかったり、包丁も持ったことがない人がいたり、ちょっとしたことで喧嘩したり。「なんで目玉焼きに塩じゃなくて醤油なんだよ!」という細かいこととか(笑)日々トラブルはあります。しかし、私はそれがあって当然だと思います。むしろそういう事があってこそ磨かれると思っています。運営側としても初めての試みなので想定しなかったことが出てきますが、「大変だ! もうダメだ!」とか思うことはなくて、「あー、そういう問題もあるんだ」、「なら、次、来年はこうしてこうしよう」といろんな気付きをもらっています。

 

入試に直接は関係ない授業を行っているそうですが、どういった意図でそういった授業を行っているのでしょうか?

時田: 入試用の勉強ももちろんします。しかし、私や他の先生にしても教科をまたぐんですよ。数学をやりながら社会をやって、理科も国語もやる、みたいな。そういうことはよくあります。普通の予備校なら1つの授業で1つの科目を特化してやるのですが、学習や勉強は繋がって初めて意味があると思っています。「あっ、これって、あの教科の勉強と似ているな」とか。「あの時見たテレビ番組のあれに似てるな」とか。そういう頭の使い方をしてほしいんですよ。専門バカになってほしくなくて。

 

ー時田さんはどのくらいシェアハウスに関わっていらっしゃるのですか?

時田: 私と他にも先生がいて、ここと他に塾で同じ内容を教えているのでまばらなのですが、午前中は基本的にこのシェアハウスにいて、午後はいない日もあります。補講が必要そうなら夜に来るときもありますし、朝の5時に「先生そろそろ帰るわ」なんて言うこともあります。

 

ー偏差値39から60以上の方が入居していると伺ったのですが、レベルによって授業が異なるのですか?

時田: 多少違いますが、基本的にはみんな一緒にやります。授業では私が一方的に教えるのではなく、教えながらどんどん問題を出すんです。その問題に答えるためには、「他の人がどんな発想をするのか?」とか、「自分のレベルがどのくらいか?」とかをわからないといけないんです。レベルの高い生徒は、他の生徒に教えれないといけないんです。自分が分かってることをわからない人に説明する力、いわゆるプレゼンテーション力をつけてもらう。そして逆に、あまりレベルが高くない生徒はわからない事もできるだけ言葉にして話そうとする。そうすると、相互に刺激にはなると思います。もちろん知識も付けてほしいので、アドバイスはするのですが、全部が全部勉強の内容を私が決めることはしないですね。

 

ーシェアハウスで交流会などに行かれるのですか。

 

時田: イベントに誘ったりもしますし、朝活で私も関わっている経営者やビジネスマンが集まる会に一緒に連れて行ったりしています。あとは生徒の要望があればスケジュール組んでそこに行きますね。

 

ーそのような外の方との交流も浪人生にやって欲しいですか?

 

時田: 普通にできることなのでもっとやって欲しいですね。この立場じゃないとできないとか、これを持ってないとできないとかじゃなくて、彼らが僕と同じように周りの人を引っ張っていってほしいです。

 

ー東大合格請負人のやりがいってどのようなことですか?

時田: やりがいというか、やりがいしかないんですよ! 教育をしたいと思った理由はおばあちゃんが深く関係していて。というのも、おばあちゃんは小学校の先生だったんですが、私が大学生の時におばあちゃんが亡くなったんですね。葬儀におばあちゃんの卒業生が全国、世界からやってきてくれたんですよ。おばあちゃんが先生の時代は戦時中で給食が無くて食べられない人がたくさんいたそうです。「それではだめだ!」って、おばあちゃんが自主的におにぎりを作ったという話を卒業生の方がしてくれました。そして、「先生のように、困っている人に手を差し伸べたくて、今社長をしています」といった話を聞いて、「おばあちゃんすごい!」と思いました。その時に、自分は単純に成績上げて大学に合格させてあげるだけじゃなくて、その教え子の孫がすごいっていってくれる人を育てたいという思いを持ちました。

50年とか100年スパンでそれぞれの人を見ながら考えるじゃないですか。これってムチャクチャ面白いんですよ、これ!こんなに面白い仕事はないですよ!

 

ーでは、現在のような活動をずっと続けていく予定ですか?

時田: もちろんです。ただ、私が教えるだけではなくて、他の人達が再現するかたちをつくりたいですね。究極的には私は40歳こえたら直接指導はもうないですね。次の世代にバトンをわたす感じです。

 

ー40歳を超えてから何かやりたいことはあるんですか?

時田: あります、あります。ヘッドハンディングをしに行くんです。世界一受けたい授業ってわかります?あれみたいな先生を全国から、それこそ世界から、「うちで授業してください」ってヘッドハンティングをしに行きたいです。

お次は、受験生のれーやさんにお話しを伺いました。

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ーいきなりですが受験のライバルとなるシェアメイトについてどのように考えていますか。

れーや: うーん。そうですね…… 自分が得た知識を教えたくないという意識はあるのですが、僕が1教えればメンバーから合計で10帰ってくるということにこのシェアハウスを通して気付けました。なので、今はライバルと一緒に生活できていることがお得なんじゃないかなーって思います。

 

ー現役のときはそのような考え方はありましたか?

 

れーや: 現役のときはそんなことなかったです。とりあえず自分一人でやろうという考えでした。

 

シェアハウスに入る時に不安はありましたか?

 

れーや: 僕は1人っ子なので、同世代の人と一緒に暮らすのは初めてで不安でした。でも、実際に入居してみると勉強で疲れたら話をしたり、シェアメイトにいつでも質問できるのですごくいいですね。突然ノックされて質問を受けることもありますし(笑)

やっぱり、一人で勉強をしていると疲れてもしゃべり相手も誰もいないのですが、それに関してここはとても勉強がはかどります。

 

ー現在、シェアハウスに対する不安要素ってあります?

 

れーや: やっぱり、一緒に生活してるといろいろ問題が出てきます。みんなホワイトボードに書いてその悩みを吐出してますね。『皿は自分で洗って欲しい』とか書いてあります。

 

ー最後にれーやさんはこの1年のシェアハウス経験を通して、どうなりたいですか?

 

れーや: 先生方の話を聞いてると、自分は何も知らないなと思います。勉強だけでなく、勉強以外のこともたくさん知りたいです。そして、その知識を時田先生みたに周りの人に伝える力も付けたいと思っています。

 

関連情報

シェアハウス名:東大合格シェアハウス

住人構成:男性11名

最寄駅:石神井公園駅

参考URL:東大合格シェアハウス‐株式会社彩ファクトリー