シェアハウスとはどんな所?

こんにちは、絆家シェアハウスに住んでいるみどりです。

最近何かと耳にすることも多くなって来たシェアハウスですが、実際はどのような所なのでしょうか?

色んな人との出会いがあって楽しそう、一人の時間が取れなくて大変そう、知らない人と一緒に住むのが怖いなど、色々なイメージがあるかと思います。

では、実際にシェアハウスとはどのようなところなのでしょう?シェアハウスの住人視点から、シェアハウスについて紹介します。

 

首都圏を中心にシェアハウスが人気

2013年度版 シェアハウス市場調査によると、東京で2,507件、神奈川で244件、129件と首都圏に集中しています。シェアハウス事業者が展開しているシェアハウスの数なので、個人的にシェアハウスを運営している場合などを含めると実際の件数はもう少し多い件数となります。

また、2013年では2005年と比較して5倍以上の事業者数がシェアハウスに参入しており、非常に盛り上がっている業界です。

なぜ今こんなにシェアハウスが増えているのでしょうか?

 

なぜ今シェアハウスが人気なのか?

シェアハウスが儲かるらしいとの雰囲気が不動産業界にできた

2013年度版 シェアハウス市場調査では

 

マスコミで取り上げられること(ドラマや映画など含む)が多くなり、一般に「シェアハウス」という名前が 浸透すると同時に、様々な事業者が「今、若者に人気のシェアハウスは大きな利益を産む」とうたってセ ミナー等を開催し、投資家を呼び込んだ背景があります。

 

とあります。不動産業界では、賃貸物件の空き室が減りつつあります。その打開策としてシェアハウスに期待が寄せられているという背景もあるようです。

 

東日本大震災をきっかけに、誰かと生活したいという人が増えた。

東日本大震災で日本人はどう変わったか(NHK放送文化研究所)では、「結婚するのは当然という人が増加」、「近隣住民と密着した関係が望ましいと考える人が増加」、「社会への関心が増加」など、誰かとつながっていたいと考える人が増えたという結果が報告されています。東日本大震災を以来、女性を中心に「一人で暮らすのが怖い」、「誰かと一緒に生活したい」という話をよく聞くようになりました。このような「誰かと一緒に生活したい」という意識が、シェアハウスという選択に繋がっています。知り合いのシェアハウスのオーナーさんによると、東日本大震災以降シェアハウスに対する申し込み数も増えたと言っています。

また、20代〜30代を中心に、「誰かとゆるくつながっていたい」価値観を持った若者が増えているという背景もあります。

 

テレビやメディアの影響でシェアハウスという言葉・文化が浸透して来た

ラスト・フレンズ(2008)、テラスハウス(2012〜2014)、シェアハウスの恋人(2013)など、メディアで多く取り上げられることで「シェアハウス」という考え方がより一般的なものとなってきたのも要因の一つです。

インターネット上でも、ひつじ不動産、オークハウス、Colishなど、シェアハウスを探すためのポータルサイトが増え、シェアハウスに関する情報が集めやすくなってきています。

 

スマートフォンやSNSの普及

この10年程の間にFacebookやTwitter等のSNSが普及し、多様な生き方に触れる機会が増えました。友人がどのようなことに興味があり、どのような活動を行っているのかも、SNSを見ることで知ることができます。一緒に住んでいる人がどんな人かを知ることは良好な関係を築く上で重要な要素の一つです。SNSはその部分を補助するツールとして機能しています。また、LINEやFacebookMessengerなどのコミュニケーションツールも普及し、住人間でのコミュニケーションも取りやすくなりました。全員がスマートフォンを持っているといった状況であれば、このような恩恵を大きく受けることができ、非常に円滑な運営につながります。私の住んで居るシェアハウスでも、基本的なやりとりにはFacebookMessengerを使用しています。シェアハウスの運営コストが下がったことでシェアハウスに取り組める事業者やオーナーさんが増えた、ということもシェアハウスが流行っている理由の一つになります。

時代の流れ、テクノロジーの進化、業界的な事情がマッチして、現在のシェアハウスブームとなっています。急激に物件数を増やしているシェアハウスですが、シェアハウスに住んでいると「シェアハウスって要するに下宿のことでしょ?」などの質問もよく聞きます。

シェアハウスとは、実際はどのようものなのでしょうか?

 

下宿・寮、シェアハウス、ルームシェア、ゲストハウスの違い

一つの住宅を複数人でシェアする住宅として、下宿や寮といったものは昔から存在します。

また、シェアハウス、ルームシェア、ゲストハウスなど呼び方も様々です。

これらに明確な定義はありませんが、以下のような文脈でよく使われます。

 

下宿・寮

一つの建物を数人〜数十人でシェアする場合が多い。社員寮や、学生寮など、比較的近い立場の人が住んでいる場合が多い。

 

ルームシェア

マンションの一部屋を数人でシェアするタイプ。オーナー、業者が関わることは少ない。

 

シェアハウス

一件の建物の部屋を割り振って数人〜十数人程度で住む事が多い。滞在期間としては、数ヶ月〜数年を意識した家が多い。

 

ゲストハウス

旅行者などの短期滞在の人に寝泊まりのための場所を提供する。最近話題になっているairbnbなどもこれに当たる。

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シェアハウスに住んでトラブルはないの?

シェアハウスに住んでいてよく聞かれる質問が、「知らない人と住んでいてトラブルはないの?」という質問です。置いていたものが捨てられた。共用スペースを使った後に片付けをしていない。など、小さなトラブルは日常茶飯事です。不満だと思ったことをきちんと言える関係を築けていれば、それほど大きな問題には発展しません。シェアハウスに住む上で「やってくれたことに対して感謝をする」「嫌なことはきちんと嫌と言う」というのは非常に重要なことです。多人数が一緒に住むと、それぞれ常識や習慣が違うといった問題は避けて通れません。コミュニケーションを取ることで、掃除は苦手だけどゴミ出しはこまめにやる、仕事をハードにやってて家事ができないのでお酒を買って返ってくる、普段の家事はあまりやらないけどイベント事の準備に本気を出すなど、それぞれの役割が決まっていきます。そういったトラブルに対処していくことで住人間の絆も深まっていくのです。また、そのようなトラブルを補ってあまりある魅力がシェアハウスにはあります。

 

どんなシェアハウスがあるの?

シェアハウスの価格帯

シェアハウスは安いというイメージが強いという人も多いかと思いますが、物件によってまちまちです。一人部屋の場合は一般の一人暮らしか少し高い所が多いです。その分、共有スペースや設備が充実している傾向にあります。ドミトリーなど、一部屋を数人で共有する部屋の場合は、一般の相場の半額程度の部屋も多くあります。シェアハウスに住む場合は、家賃以外に以下のような金銭的なメリットがあります。

  • 敷金・礼金が必要ないか少ない物件が多い
  • 家電や家具を買わなくて良い
  • 調味料や洗剤など、共用品をシェアできるので、コストパフォーマンスが高い

 

事業体介在型とDIY型

シェアハウスの形態には、大きく分けて事業体介在型とDIY型の2種類があります。

事業体介在型のシェアハウスは事業者が経営しているシェアハウスで、ひつじ不動産やオークハウスが経営している物件がこちらにあたります。ある程度はベースとなるルールが作られていることが多いです。例えば、友人を泊めてはダメといったルールが決められています。事業者が介在しているので、トラブルが起こった際などは最終的には事業者がとりまとめてくれるなどの安心感が得られます。

DIY型のシェアハウスに関しては、数人が集まって家賃を折半している物件、シェアハウスのオーナーさんが物件を借りきってシェアハウスとして貸し出している物件など、様々な形態があります。決められたルールなどは特になく、住人間で話し合いながらルールを作っていくことになります。比較的自由度は高くなりますが、問題が起こった場合も自分たちで解決することになります。

どちらの形態でも、住人間のコミュニケーションでルールや文化が作られていくことは変わりません。何をしたら相手が不快に思うのか、どのようなこだわりや習慣を持っているのかということを知り、コミュニケーションを取っていくことになります。

 

コンセプトベースのシェアハウス

シェアハウスの中には、特定のコンセプトを掲げて住人を募集している所もあります。ギークな住人を募集しているシェアハウス、クリエイターを募集しているシェアハウス、シングルマザーを募集しているシェアハウス、就活シェアハウス等、様々なコンセプトを掲げたシェアハウスがあります。コンセプトベースのシェアハウスはメディアにも取り上げられやすいため、シェアハウスには何かしらコンセプトがあるものと思いがちかもしれませんが、特にコンセプトを掲げていない日常型のシェアハウスの方が多数を占めています。

 

シェアハウスの魅力

シェアハウスの魅力はなんといっても、「帰ったら人がいる安心感」、「様々な人と交流が持てること」にあります。

 

帰ったら人がいる安心感

シェアハウスの魅力として挙げられるのが、「人がいる安心感」です。特に込み入った話をするわけではないですが、家に帰ってリビングで話し込んだり、ボードゲームやったりする時間は安心できる一時です。落ち込んで帰ってきたときに、リビングで迎えてくれたみんなが「おかえりー。」と暖かく迎えてくれるだけで、涙が出そうになるくらいホッとすることもあります。

 

様々な人と交流が持てること

シェアハウスには様々な職種の人が住んでいるため、常に新しい発見があります。また、広いリビングを持っているシェアハウスが多いので、住人が友達を呼んできたり、イベント開催したりということもよくあります。そういった所で新しい人との交流が持てるのはシェアハウスの魅力です。

私が住んでいるシェアハウスでは毎年12月頃から就活シェアハウスとして空いている部屋を貸し出しています。そこでは、企業の人事経験者、ベンチャー企業で働いているひと、独立して仕事をしている人等、様々な人からアドバイスを貰うことができます。働いている人の生の声を聞くことができるので、様々な視点の内容の詰まった話が聞けるという評判です。一緒に生活しているので、普段では気付かないアピールポイントを教えてもらうといったこともあります。同じ境遇の就活生どうしで住んでいるので、情報交換をしたり、励ましあったりと、様々な恩恵を受けることができます。

就活シェアハウス以外にも、「イベントの企画を舞台の大道具さんが手伝う。」、「宣伝用のイラストをイラストレーターの人が書いてくれる。」など、実際の仕事にもつながるコラボレーションも生まれています。Sharelaも、シェアハウスを通じて生まれたもののひとつです。